「公務員を辞める」と決めたものの、退職のベストなタイミングや上司への伝え方に悩んでいませんか?
辞める時期を間違えると、ボーナスがもらえなかったり、過度な引き止めに遭ったりします。
実際、公務員の退職には「ボーナスの支給日」「退職手続きの流れ」「引き継ぎ」など考えなければならない点が多く、無計画に辞めると損をしてしまうことも…。
本記事では、50人以上の公務員の転職・退職をサポートしてきた実績から、ボーナスを満額もらう退職のタイミング、円満退職の具体的な手順、注意点を詳しく解説します。
退職時に見落としがちなポイントや注意点も紹介するので、円満退職を成功させたい方はぜひ参考にしてください。
この記事を読むメリット
- ボーナスを満額もらう最適な退職タイミングが分かる
- 円満退職のための具体的な手順が分かる
- 退職時に見落としがちな注意点を把握できる

退職で損しないための3つのポイント

退職するにあたり、多くの人が考えることは3つあります。
- 有給休暇をすべて取得したい
- ボーナス(期末勤勉手当)をもらいたい
- 職場にはなるべく迷惑をかけたくない
これら3つのことを実現するための退職手順を具体的に解説していきます。
1. 有給休暇をすべて取得するには
常勤の公務員には毎年1月1日に有給休暇が20日付与され、取得しなかった日数は翌年に繰り越すことができます。
繰り越し分が20日ある場合、翌年に最大40日の有給休暇を取得することができます。
退職時に未取得の有給休暇があっても買い取られないため、計画的に取得することが重要です。
もちろん、退職間近に一度に有給を取得することも可能ですが、早めから分散して取得することも意識しておきましょう。
私の実例では、退職間近に残りの30日分を集中して取得する計画をしていたのですが、何度も言いくるめられ(仕事が振られ)、良心から取得計画を変更してしまいました。
結果として、12日分を余らして退職してしまいました……。
この経験は退職してから5年経った今でも後悔しています。
この記事を読んでいる皆さんには、私のような選択をしてほしくないので念押しします。
有給休暇は必ずすべて取得して退職してください!!
2.ボーナスを最大限受け取るには
公務員のボーナス(期末・勤勉手当)は6月と12月に支給されますが、実は退職日が1日違うだけで全くもらえない場合もあります。
具体的な基準は各自治体の条例や規則で確認していただきたいのですが、一般的には以下のとおりです。
- 6月ボーナス → 5月1日時点で在籍していれば支給対象
- 12月ボーナス → 11月1日時点で在籍していれば支給対象
例えば、5月2日に退職した場合は6月の支給日に満額支給されますが、4月30日に退職した場合は支給されません。
退職日がわずか数日違うだけで、数十万円の差が出ることになります。
私の元同僚にも、この制度を知らずに4月30日に退職してしまったため、ボーナスをもらい損ねた人がいます。
とても残念がっていました…。
3.職場に迷惑をかけずに退職するには
円満に退職するためには、職場の負担を最小限に抑えることが大切です。
特に公務員の場合は、人事異動や業務の引き継ぎの影響を考慮する必要があります。
ここで、円満に退職した方の事例をご紹介します。
市役所の行政職だったTさんは、15年間勤めた役所を退職して独立起業されました。
起業に関する相談や資金繰り、集客の支援もさせていただきましたが、Tさんは非常に責任感が強く、退職時には、とにかく現職に迷惑をかけたくないという想いが強い方です。
そこで私はTさんに以下の3つのアドバイスをしました。
- 退職の意思は年明けの初出勤日に伝える
- 引き継ぎをしっかり行い、業務を整理する
- 「辞める人」としてではなく「最後まで職場に貢献する人」として振る舞う
これらのアドバイスをもとに、Tさんは年度明けの有給休暇をすべて取得しきった日の月末(5月31日)を退職日として設定しました。
退職の意思を年明けの初出勤日に伝えることで、人事としても期間的な余裕をもって調整ができ、4月の人事異動時にはTさんの席に新たな職員が配置されました。
そのため、在職中にしっかりと引き継ぎを行うことができ、所属や同僚にも迷惑をかけずに済んだそうです。
さらに、5月1日時点では在職中なのでボーナスも満額支給され、5月は連休が多いため、有給休暇を取得せずとも公休として休むことができ、給与が割高になるというメリットもありました。
こうして円満に退職されたTさんは、今でも元同僚と良い仲を保っているそうで、我ながら良い仕事ができたなぁ、と嬉しい気持ちになりました。
まとめ|損せず円満退職し、次のキャリアへ
退職時に損をしないためには、計画的に準備を進めることが大切です。
まず、有給休暇は必ず全て取得し、退職時に無駄にすることなく、しっかりと消化しましょう。
退職間際に集中して取得することも可能ですが、計画的に分散して取得することをオススメします。
次に、ボーナスを最大限受け取るためには、退職日のタイミングに注意が必要です。
特に退職日が1日違うだけで支給されるかどうかが決まるため、退職日を慎重に選ぶことが重要です。
最後に、円満に退職するためには、職場に迷惑をかけずに引き継ぎをしっかりと行い、退職の意思を早期に伝えることがポイントです。
責任感を持って業務を整理し、「辞める人」としてではなく、「最後まで職場に貢献する人」として振る舞うことで、円満退職が実現できます。
これらのポイントを意識して、退職をスムーズに進め、後悔のない決断をしてください。
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